「ピア〜まちをつなぐもの〜」を観に行きました!(※一部ネタバレあり)

在宅医療
 
 
「ピア〜まちをつなぐもの〜」という映画を観に行ってきました。
 
 
公開前からずっと行きたいと思いながらもなかなか行けず、、。
やっと今日時間ができたので、念願の映画館へ。
 
 
 
 
結論から言うと、

普段から地域・在宅で看護師をしている僕ですが、もっともっと、在宅医療が好きになりました。

普段自分たちが何気なくやっている「本人・家族のケア」、そして「多職種連携」。

それがとても綺麗かつ現実味をしっかり帯びた内容で描かれていて、改めて自分のしている仕事を誇りに思うことができるきっかけとなりました^^

(またすぐ訪問看護回りたくなったぞー。笑)
 
 
 
 
※この記事は後半一部映画のネタバレを含んでおります。
 
 
 
 
 
 

映画館にたどり着けない!?(笑)

 
 
実はこのピア〜まちをつなぐもの〜は、上映されている映画館が非常に少なく、関西でも数カ所しかありません。
 
僕は職場方面に一番近い、イオンモール京都桂川へ。
 
 
 
そういえば、娘が生まれてからはなかなか映画に行ける機会も少なくて、実に久しぶりの映画館になりました^^
 
 
映画が9:20上映だったため、9時前に到着したのですが、そっか、イオンって中のほとんどの店はまだ空いていないんですね。
 
そこで、JR桂川駅で降りてイオン直結の出口からすっと行けるものだと思っていたのですが、どうも駅と真反対のところまで行かなければならないのです。
 
 
 
どーする、地図無いと全く目的地に着けない僕。笑
 
 
 
とにかく、あたりを見渡します。
 
 
(多分、9時過ぎってピアしかやってないんじゃないかな?ここ歩いている人みんな映画館かな?)←全然そんなことありませんでした。笑
 
 
映画が映画なので、近くを歩いている医療従事者「っぽい」人、介護従事者「っぽい」人、を探します。
するといかにもケアマネさん「っぽい」女性が! あの人についていこう。。。
 
 
そしてずっとついて行きます。
 
 
 
するとその女性は、5分近く歩いた後、従業員入り口へ。。。
 
完全にミスりました。。。
 
 
 
どうしよう、、、と周りを見渡すと、奇跡的に従業員出入り口はイオンシネマの方へ向かっていたではありませんか!
ということで、そこから少し歩いて、、なんとか映画館にたどり着きました♪
(感想どころか、着くまでの話が長い。笑)
 
 
 

ピア〜まちをつなぐもの〜を鑑賞して思うこと

※以下、一部ネタバレありなのでご注意ください。
 
 
さて、なんやかんやで映画のチケットを購入し、いざ入場!
 
 
席を見ると誰もいません!
さっきまで見えていた、医療・介護従事者「っぽい」人はざっと10人ぐらいは居たはずなのに。。。全部外れてる。笑
 
 
ちなみに今時、エアや水が自分に飛んでくる4DXなるものがあるんですね! ユニバみたい。
 
 
体験してみたいなあー。ピアの4DXを探しましたが、もちろんあるわけないですよね。笑
 
往診で自転車漕いでる時に風でも浴びれたら、と思ったのですが。笑
制作関係の皆様!4DX化するとしても、医療・福祉系は出血シーンで実際に血が飛んできたり、排泄ケア関係の4DX化は、、言わずもがな止めてくださいね!
 
 
 
 
さて、本題の感想ですが、
冒頭では、大学病院でエリート医師街道だった高橋雅人先生が、父親の病気がきっかけで、父親のやっていた医院を継ぐことになります。
 
 
最初は、とっても嫌々に外来診療をこなし、往診に出かける先生。
もちろん、「おうち」という当事者の懐に飛ぶ込む在宅医療の世界において、「医療者が偉い」の考え方では通用するわけもなく、色々な方の診察に回る中で、数々の失敗を重ねることになります。
 
 
 
 
「先生、白衣を脱いでください!」
ケアマネさんの言葉が、初めは鬱陶しい言葉にしか聞こえない高橋先生。
 
 
「胃ろうして…介護が大変なら施設に…」と、当事者無視の診察。
 
 
 
 
そんな中、先生の関わり方が原因(とは限りませんが。)で、1人の利用者が救急外来へ。
 
 
「在宅医療なんか、やめちまえ!!」
またもやケアマネさんの言葉が。
次は先生にも突き刺さります。
 
 
 
 
さて、ここから高橋先生は、地域でケアに携わる数多くの職種(病院の主治医、在宅の医師、訪問看護、ケアマネ、訪問介護、訪問リハ、訪問歯科、訪問栄養、さらには福祉用具の業者さんetc…)と出会い、そして地域で暮らし続ける当事者やその家族と出会い、自らの役割を認識しながら、少しずつ在宅診療の形が変わっていきます。
 
 
これ以上詳しい内容は控えますが、心に響いた言葉を少し紹介します。
 
 
 
『病院から地域へ、伴走しながら命を繋いでいくんだ』
『ピア、それは仲間という意味、ラテン語で平等を表す』
 
これは、僕の目指している「伴走者」としての看護師の姿。
それを分かりやすく、自分たちに響く言葉の形にして頂いていて、今日からまた僕の大切な言葉が増えました。
 
 
 
 
「廊下が道、病室は家」という言葉も出てきました^^
これは、今病院で働いているけど在宅に出たくて、でも勇気が出ない看護師にとっては、とっても訪問看護など在宅が魅力的に感じる言葉なのかな、と感じました♪
 
 
あ、ちなみに僕が学生時代から尊敬する先生も、多職種連携の会のシーンにご出演されていました!!かっこよかったです!!
 
 
 
 
ピア〜まちをつなぐもの〜は、医療従事者にとってはやや綺麗すぎるように描かれているシーンもありますが、それでも僕たちがやっている地域支援・在宅医療を分かりやすく、かつ魅力をさらに深く感じられるように描かれているため、一般の方はもちろん、在宅に携わっている方、これから在宅を目指したい方は、、、
 
 
 
絶対に!!観た方が良いと思います!!!!
オススメします!!!!!
 
ベテランの方でも、初心を思い出せること間違いなしです!!
 
 
 
僕はまた明日からの看護を、全力で楽しく看護できるモチベーションをこの映画からもらいました♪
 
DVD出るのかな??
絶対買おうっと!
 
 
 
ちなみにこういった映画で、他にもオススメの医療系・福祉系の映画があれば、是非みなさま教えていただけると嬉しいです。

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ABOUT US

こいちゃん
「自由に楽しく」をモットーに働く、28歳看護師。 2016年、勢いで京都に通所型多機能施設を立ち上げ、施設長になる。 そして、勢いではありませんが結婚して妻と娘がいます。 2025前後に独立することを夢見て「2025プロジェクト」を設立、仲間と一緒に日々突っ走っています。